R457Aってどんな冷媒？

どんなところに使われているか

R457Aですが調べてみても見つからず，おそらくまだ製品レベルでは使用されていません．

またR457AはR410Aの代替冷媒として作られていますので，もし使われることがあればエアコンではないかと考えられます．

環境負荷（GWP，ODP）

R457AのODPは0です．
塩素が使用されていないので0ですね．

R457AのGWPはこの記事では139と書かれています．

安全性（毒性，燃焼性）

ASHRAE34規格ではA2Lに属します．
つまり，毒性はありませんが，微燃性です．

特徴（メリット，デメリット）

あまりにも資料が少なかったので，特徴は割愛します．

化学的にはどんなものか

R457Aは混合冷媒です．
そのため，複数の冷媒が混ざっています．

成分は以下の通りです．
私の目線で混合した目的を推定して書いてみました．

冷媒	分子構造	GWP	毒性 燃焼性	mass%	混合した目的（筆者の推定です）
R32		675	A2L	18％	機器がコンパクトに設計できる．なるべく多く使いたい．
R152a		124	A2	12%	GWPが低いので，GWPを下げるために使用．
R1234yf		1	A2L	70%	GWPが低いので，GWPを下げるために使用

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その他（感想）

R457Aはまだまだ開発されたばかりの冷媒ですが，今後どのように使用されていくのかチェックしていきます．